2025年に開催される大阪万博のロゴマークが8月25日に決定しました。
今回のロゴマークは応募されたデザインを選考委員会による選考で決まりました。
見事、最優秀賞となり大阪万博のロゴマークとなったデザインの作者は誰なんでしょうか。
大阪万博のロゴマークのデザインが決定
デザイン応募総数5894作品の中から最終選考に残ったのは、下の5作品です。
その中から見事、大阪万博のロゴマークに選ばれたのは、他のデザインと一味違う
【E】(画像右下)のデザインとなりました。
このデザインを巡っては色々な声が出ていますが、選考委員の方々に選ばれ最優秀賞を受賞しました。
最優秀賞として選ばれた理由を選考委員長の安藤忠雄さんは、
「今までのロゴマークは左右対称で安定している。このマークは変わっており、違う方向を向いて、それが何よりエネルギーになる」と評価。
また、「ロゴマーク、コロナという枠組みも超え、新しい世界を導くものになってほしい。今後、問題点が出てくると思うが、このロゴマークを思い出し、ぶつかり合い、予定調和でなく、新しい世界を切り開いてほしい」
出典:https://www.lmaga.jp/news/2020/08/150937/
と語っていました。
ロゴマークのデザイナーと作者は誰
ロゴマークのデザイナーとなったのは個人ではなく、「TEAM INARI(チーム イナリ)」というグループです。
「TEAM INARI(チーム イナリ)」は大阪に事務所を構えているデザイナー集団です。
ロゴの作者であり、リーダーであるシマダタモツさんが今回の受賞について、
「正直、ビックリしています。まさか万博の顔になるなんて思ってなかったので…」と緊張で声を震わせながら「小さい頃、万博で見た太陽の塔が衝撃的でした。岡本太郎さんのようなパンチのあるオリジナリティーのある作品をずっと作りたいと思っていました。コイツ(ロゴ)がこれから5年、万博の顔になるということが最高にうれしいです。ありがとうございます」
と語っていました。
1970年に開催された大阪万博を見て、岡本太郎さんにインスパイアされたようですね。
デザイナー集団「TEAM INARI(チーム イナリ)」のメンバー
- グループ名
- TEAM INARI(チーム イナリ)
- 作者(代表者)
- シマダ タモツ
- グループメンバー
- 雨宮 深雪(あめみや みゆき)
- 大亦 伸彦(おおまた のぶひこ)
- 上村 慎也(かみむら しんや)
- 布川 侑己(ぬのかわ ゆうこ)
- 藤澤 勇佑(ふじさわ ゆうすけ)
シマダタモツさんの経歴
大阪万博ロゴマークの作者であるシマダタモツさんはどういった経歴なのでしょうか。
簡単にシマダさんのプロフィールをまとめますね!
シマダタモツさんは「TEAM INARI(チーム イナリ)」の代表であり、有限会社シマダデザインという会社の代表をされています。
1970年に開催された大阪万博にも訪れていて、その時に岡本太郎さんの太陽の塔を見て衝撃を受けたそうです。
今回のロゴデザインも岡本太郎さんを意識されたそうなので、シマダさんの人生に大きな影響を与えるキッカケになった人なんですね。
経歴
高校卒業後にデザイナーと目指し専門学校に入学しましたが、「矢印を100個書く」という課題が納得できず中退しました。
中退後、母親の喫茶店のお客さんの紹介で松江寛之デザイン事務所で仕事をします。
そうして1992年に27歳で『嶋田デザイン事務所』を設立し独立、2004年に現在の有限会社シマダデザインを設立されました。
シマダさんは、「俺の自由にさせてくれ、その代わり金はいらん」をモットーに活動されているそうです。
これまでには各種メーカー、公共イベント、店舗など、さまざまな分野のグラフィックスを手がけています。
受賞歴
今までに数多くのデザインの賞を受賞しており、今回の受賞でさらに経歴に花を咲かせることになりましたね。
「TEAM INARI(チーム イナリ)」の作品
「TEAM INARI(チーム イナリ)」の作品を紹介します。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
最初のデザインの奇抜さは岡本太郎さんの影響のような感じですが、「GOTOUTI series」はシンプルですが、遊び心のある作品ですね!
今後、海外からも注目されだすと色んなデザインが増えていきそうですね。
まとめ
大阪万博2025のロゴマークである「TEAM INARI(チーム イナリ)」とシマダタモツさんについて調査しました。
普通のロゴだったらここまで大きな話題にならなかったかもしれませんね。
今後、「TEAM INARI(チーム イナリ)」に大きな注目が集まること間違いなしです!