モーリシャス座礁の責任は誰?船長?商船三井?賠償金はどうなる?

     
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モーリシャス沖で商船三井がチャーターしていた貨物船が座礁・重油流失しました。

貨物船が座礁した付近の海にかなりの重油が流出していましたが、今回の事故の責任および賠償はいったいどうなるのでしょうか。

今回は、

・事故の責任は誰なのか

・賠償金はだれが払うのか

・賠償金はいくらになるのか

ということについてまとめてみます。

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モーリシャス座礁の責任は誰?

この事故で一番重要なのは、座礁した貨物船「WAKASIO(わかしお)」の所有者は誰なのかというところです。

よくニュースに出ているのは商船三井という会社ですが、「WAKASIO(わかしお)」を所有しているのは岡山県の長鋪汽船という海運会社です。商船三井は長鋪汽船から「WAKASIO(わかしお)」をチャーターして航行していました。

この「WAKASIO(わかしお)」を運航していたのは、インド国籍の船長です。

 

ですので、責任の議論の対象となっているのは、

・商船三井

・長鋪汽船

・インド国籍の船長

3つのうちのどこなのかということです。

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モーリシャス座礁の責任は商船三井?

今までのニュースを見る限り商船三井に責任があるように思いますが、実際のところ商船三井には今回の責任はありません。

商船三井はあくまで、長鋪汽船に貨物船「WAKASIO(わかしお)」を手配してもらい航行しただけです。

これは、船主責任制限条約とバンカー条約という海難事故の責任を定めた条約で事故の賠償責任は船主が行うというように決まっているからです。

また、商船三井が運航といった報道もありますが、商船三井は用船者という立場です。

 

商船三井のHPでも、

船主とは、「本船を建造、所有し、乗組員を乗船させ、荷物を運べる状態にする。それにより、運航者である用船者(商船三井)に提供している」

「一定期間、船主(長鋪汽船)から船を借り、荷物を付けて輸送する。『運航』とは船を実際に動かしているのではなく、『どこの港へ行ってください』などのお願い、指令をすることを指す」

という風に説明されており、船主である長鋪汽船が乗組員を含め、運航しています。

商船三井は企業規模がかなり大きいので今回の事故では当事者のような立場になっていまいました。

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モーリシャス座礁の責任は長鋪汽船?

今回の事故で「WAKASIO(わかしお)」を所有・運行していたのは長鋪汽船なので、賠償責任は長鋪汽船にあります。

条約で賠償責任保険に加入しているので、1000億円まで賠償金を払うことができますが、今回の件では20億円が上限となるのではという声があるようです。

今のところ、モーリシャスの環境への被害等を計算できていないのでいくらの賠償金となるかは現時点では不明のようです。

保険の範囲で賠償できない場合は、商船三井も協力するかもしれませんね。

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モーリシャス座礁の責任は船長?

運航していた「WAKASIO(わかしお)」の乗組員も長鋪汽船が乗せているので責任は長鋪汽船にありますが、航行していた船長は事故が起きる際、どういった行動をしていたのかも大事になります。

そもそもモーリシャスの近くを通過しすぎており、船長の操船ミスなのではという声もあります。

理由はどうであれ、乗組員がキチンと操船していなかったことの原因が大きいのは明らかですね。

現在も乗組員への事情聴取が行われていますが、そのうち詳細な座礁原因が伝えられるはずです。

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モーリシャス座礁、賠償金の金額は?

現在も賠償金額は調査中ですが、1997年に日本海で発生したロシア船の重油流出事故を参考にしてみます。

この事故では約6240キロの重油が流出しました。

この時は、日本政府が船主と船主責任保険組合に賠償請求しました。

 

この時の金額としては、

・クレーム総額:358億円

・最終査定:261億円

・油濁補償2条約による補償上限額:225億円

・和解による支払額

・船主:110億

・92年基金:151億円

となっています。

重油の量などから簡単に考えるのであれば、この事故の賠償金よりかは少なくなると思いますが、モーリシャスの人たちにとっては到底足らない金額のように感じますね。

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モーリシャス座礁の責任は船長?商船三井?賠償金はどうなる?:まとめ

今回は、「モーリシャス座礁の責任は誰?船長?商船三井?賠償金はどうなる?」ということについて調査しました。

三井商船・長鋪汽船ともに誠心誠意、重油取り除きに取り組んでいくとのことです。

座礁原因となった説明が早く知りたいところですね。

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