インド洋にある島国のモーリシャスで商船三井がチャーターしていた貨物船が座礁し、タンカーから重油が海に流出しています。7月25日に座礁したようですが、その原因は一体何だったのでしょうか?
今回は、モーリシャスで起きた座礁事故のうち、
・座礁場所
・座礁の原因
・重油流出の原因
についてそれぞれ調査してみます。
商船三井貨物船 モーリシャス沖合で座礁 大量の油流出 #nhk_news https://t.co/AZd6Ylbcfr
— NHKニュース (@nhk_news) August 7, 2020
モーリシャス座礁場所はどこ?
モーリシャスはインド洋にある小さな島国で、日本に住んでいる人はあまり馴染みがないかもしれません。
モーリシャスの場所の知らない人は、下の地図で場所をご確認ください。
日本からモーリシャスまで、約10600kmで香港やドバイを乗り継いで17時間ほどで行くことが出来ます。島の周りはサンゴ礁で囲われている綺麗な島です。
【旅行者が選んだ世界の人気の島】 7位はモーリシャス #トリップドバイザーで見つけた #トラベラーズチョイス #島 #絶景 #モーリシャス https://t.co/CWxpz8RHuS pic.twitter.com/RHmUu5XUef
— トリップアドバイザー (@tripadvisorjp) May 16, 2017
今回、商船三井がチャーターしていた貨物船の「WAKASIO(わかしお)」が座礁した場所はポワントデスニーというところです。
この場所は国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約の地域にも含まれている重要な土地です。ブルーベイ海浜公園という観光地やシュノーケルするのに人気の場所となっています。
モーリシャス座礁原因はなぜ?
今回、商船三井がチャーターしていたWAKASIO(わかしお)が座礁した原因はなぜでしょうか?
WAKASIO(わかしお)が座礁したのはモーリシャス沖の約0.9マイル(約1.45km)の場所です。
あまりにも海岸に近づきすぎサンゴ礁に乗り上げ座礁したのが原因ですが、、、
現在のところ、なぜそうなったか座礁原因は詳しく分かってないとのことです。
しかし、商船三井の執行役員によると、
「波が高く、しけを避けようとして北にずれていった」
と発言をしています。
モーリシャスの南側を10~20マイル沖合(16~32km)を航行する予定のところを周辺環境の影響で、かなり近くを航行し、サンゴ礁に乗り上げてしまったようですね。
これに関しては、実際どうなのか分かりませんがツイッターで色々な予想がされています。
座礁原因は今インド人船長がモーリシャス当局から事情を聴かれていますのでそれ待ちですが、この船は中国発ブラジル行きなので通常航路と思われます。ただ、このサイズの船が環礁に近づくことは無いのでGPS機器の故障またはオートパイロット航行下での航路確認を怠っていた可能性があります。
— ヒロ (@vermilion2010) August 11, 2020
中国からシンガポール経由でブラジル向けの大型鉄鉱石運搬船のようです。喜望峰沖を通過するのでモーリシャスは航路筋ですが、座礁原因として考えられるのは自動操舵で居眠りが考えらます。シンガポールで燃料を満載したとすると未だ5千トンぐらいのC重油は船内に残ってる可能性があり
— 河崎 徹 【マスコミが報道しない真実を発信しております】 (@rakutenranking1) August 9, 2020
船長や船員が航路確認を怠ったのではないかという判断みたいですね。
下のツイートを見ると、ここまで近くにならないと気付かないものなのかな~と個人的には思ってしまいました。
16kmも沖を航行していたのであれば、シケとかがあってももっと早く気づきそうですよね。
先月7月25日、モーリシャスの南東部のブルーベイ海洋公園付近のサンゴ礁に座礁した 日本の海運会社、長鋪汽船の関連会社OKIYO MARITIME社が所有する、パナマ船籍の大型ばら積み貨物船「WAKASHIO(わかしお)」の軌跡を追ったForbesの記事がこれhttps://t.co/VojcW5VRat pic.twitter.com/ELHejKq9VP
— 笹山登生 (@keyaki1117) August 12, 2020
今も船長に詳しい事情を聞いているようなので、後々詳細が明らかになるかもしれません。
モーリシャス重油流出はなぜ?
座礁だけならまだよかったですが、深刻なのはタンカーからの重油流出ですよね。
付近はサンゴ礁も多く、周囲の環境が心配されています。
【貨物船座礁】重油1000トン流出 商船三井が陳謝https://t.co/7CDXPmCH3U
インド洋の島国モーリシャス沖で座礁し重油が流出した事故。これまでに約50トンしか回収できておらず、環境への影響が懸念されている。 pic.twitter.com/naQMWq7Wtd
— ライブドアニュース (@livedoornews) August 9, 2020
商船三井が運航する大型貨物船のモーリシャスで座礁。大量の重油が綺麗な海に流れる写真に心が痛む。
起こってしまったことは戻らないので、早期の重油回収と二度と起きないための原因究明を願うばかりです。 pic.twitter.com/aspQfga5Qj
— ヤギ NAOKI AOYAGI🌍マラウイチャンネル (@yagi_jan0607) August 9, 2020
モーリシャス重油流出の原因はなぜということについてお伝えしていきます。
モーリシャスが座礁したのが、7月25日でタンカーから重油が漏れ出したのが8月6日です。
7月25日に座礁したWAKASIO(わかしお)に徐々に浸水が進み、重さに耐えれなくなった船に亀裂が入り、重油がタンクから漏れだしたとのことです。映画タイタニックのラストシーンのような感じですね。
モーリシャスは小さな国なので、大型タンカーが座礁しても解決する設備がないようです。
約3800トンある重油のうち1000トンほどが流出し、460トンを手作業で回収したもようです。
現地のボランティアやフランス政府の手助けにより現在も作業中です。
日本も現地に先行隊を送り、情報収集や重油拡大防止作業に向けて注力しています。
モーリシャス座礁場所はどこ?座礁原因・重油流出はなぜ?まとめ
今回は、モーリシャス座礁場所はどこ?座礁原因・重油流出はなぜ?ということについて調査してみました。
WAKASIO(わかしお)を航行していた、日本の企業や船長の責任などどうなるか気になるところです。
ですが、それよりも流出した重油の回収作業を早めに終えて、現地の人や環境が以前のように戻ることが一番大事ですね。