中国産輸入食品は安全?大丈夫?野菜の農薬基準値と検査方法は?

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6月15日、中国から輸入されたニンジンから基準値を超える農薬を検出されたことが、厚生労働省の報告で明らかになりました。

以前から中国産の食品に問題があったニュースが度々ありますが、その検査方法や基準はどうなっているのでしょうか?

また、今回はニンジンでしたがこの他の食品にも同じようなことが起きる可能性はあるのでしょうか。

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今回の問題と中国からの輸入量は?

厚生労働省によると、今回輸入されたニンジンのうちトリアジメノールの基準値を超えたもの2例で、健康に影響はないと発表がありました。

同省によると、今月に入り、輸入された生鮮ニンジンから基準値(0・1ppm)を超えるトリアジメノールを検出した事例が2例見つかった。一部はすでに流通しているが、人体の健康に影響はないという。

引用:Yahooニュース

中国からの日本の野菜輸入率(2018年)は以下になります。

生鮮野菜:78,144トン(とまと・にんじん・じゃがいも等)
冷凍野菜:91,038トン(えだまめ・ながいも・ごぼう等)
塩蔵等野菜:7,559トン(らっきょう・なす・れんこん等)
乾燥野菜:3,932トン(しいたけ・きくらげ・しょうが等)
酢調製野菜:3,028トン(きゅうり・しょうが等)
トマト加工品:16,402トン(トマトソース・トマトケチャップ等)
その他調製野菜:36,124トン(マッシュルーム・野菜スープ等)
その他:2,083トン
2018年の野菜の輸入量は2,928,407トンで、そのうち中国からの輸入量は1,552,773トンと約53%を中国からの輸入に頼っています。
問題になったニンジンだけでみると110,579トンのうち95,977トンとニンジンの約87%は中国からの輸入なんです!
なので、一度問題があったぐらいでは、これから輸入はしません!というわけにはいかないんです。

輸入野菜の検査方法

中国からの輸入野菜については、現地での栽培の管理や農薬の購入場所なども決まっていてかなり厳しくされています。

そこからさらに中国での検査、日本での検査と複数回による確認を経て、ようやく輸入されます。

しかし、すべての野菜を検査するのは不可能なのでモニタリング件数は約1割です。それで大丈夫なの?って方はこちらをご覧ください。

平成26年度において、703,053件の輸入届出件数に対して202件の食品衛生法違反があり、違反率は0.03%でした。一方、全輸出国における違反率は0.04%であり、中国からの輸入食品の違反率が特に高いという状況ではありません。

引用:厚生労働省HP

6年前のデータなので少し変わっているかもしれませんが、中国の食品違反率は0.03%で他の輸出国と比べると、わずかに低い数値となっています。しかも他の国にくらべて中国からの輸入量はケタ違いなので、同じ量でくらべるとさらに数値は低くなるのではないでしょうか。

同じ農薬問題が起きた時の対応はどうだったか

2002年に冷凍ホウレンソウの農薬基準値違反が起きた時は、日中政府が協力し、栽培管理・工場管理体制などさまざまな調査・確認をし、輸出業者も選抜しました。その結果、農薬管理違反は改善されました。

2005年の冷凍うなぎ加工品に合成抗菌剤のマラカイトグリーンが検出される問題が発生しました。この際の対応は、輸入業者に費用を負担させ、基準値を満たしたものしか輸入できないような管理体制となりました。

他にもいくつか問題が発生した食品もありますが、それらは故意的な可能性が高いので今回は割愛させていただきます。

トリアジメノール(殺菌剤)の影響は

中国産のニンジンから基準値をこえるトリアジメノールがみつかりましたが、厚生労働省のページで今回のニンジンの件について調べてみました。

違反の内容

1.品名:生鮮にんじん
輸入者:株式会社 大和物産
輸出者:WEIFANG ZION INTERNATIONAL TRADING CO.,LTD.
届出数量及び重量:2,550 CT、25,500.00 kg
検査結果:トリアジメノール 0.2 ppm 検出(基準:0.1 ppm)
届出先:神戸検疫所
日本への到着年月日:令和2年5月21日
違反確定日:令和2年6月2日
措置状況:一部流通済み、残余保管中

2.品名:生鮮にんじん
輸入者:盛光食品株式会社
輸出者:ZHANGPU HARVEST-GARDEN VEGETABLE CO.,LTD
届出数量及び重量:1,700 CT、17,000.00 kg
検査結果:トリアジメノール 1.0 ppm 検出(基準:0.1 ppm)
届出先:東京検疫所
日本への到着年月日:令和2年5月27日
違反確定日:令和2年6月12日
措置状況:一部流通済み、残余保管中

引用:厚生労働省HP

2件目のニンジンは基準0.1ppmに対して1.0ppm検出と高くなっていますが、

現実的ではありませんが、体重60 kg の人が、トリアジメノールが1.0 ppm残留したにんじんを
毎日1.8 kg摂取し続けたとしても、一生涯の平均的な摂取量が許容一日摂取量を超えることはなく、
また、1日に4.8 kg摂取したとしても、急性参照用量を超えることはなく、健康に及ぼす影響はありません。

引用:厚生労働省HP

これを読むとほとんど影響は人体への影響はないとのことです。ひとまず安全性にそこまで影響がないようで安心です。

まとめ

久々に中国の輸入食品について問題になったので調べてみましたが、そこまで不安になるほどのことでもないようです。かといって、決められた基準を超えた食品を口にするのが怖いのも事実なので、キチンとした対応をお願いしたいところですね。

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