こんぴらさん神社本庁離脱はなぜ?神社本庁とは?理由とまとめ

     
ニュース

こんぴら歌舞伎で有名な、香川県のこんぴらさん(金刀比羅宮(ことひらぐう))が神社本庁から離脱のための通知書を本庁に提出したことが分かりました。全国からも観光客が数多く訪れているこんぴらさんで一体何があったのでしょうか。また、離脱する理由は一体何でしょうか。このニュースについて調べて見ました。

スポンサーリンク

こんぴらさん(金刀比羅宮)とは

こんぴらさんとは、香川県多度津郡琴平町にあり、海上交通の守り神として信仰されています。

起源は諸説あるので詳しくは分かりませんが、1163年ぐらいにはあったそうです。また、全国におよそ600社ある金刀比羅神社(琴平神社、事比羅神社、金比羅神社)の総本宮の神社であり、正式名前は金刀比羅宮(ことひらぐう)です。

 

実際は金刀比羅宮(ことひらぐう)なのに、なぜこんぴらさんというのか気になりますね。

由来はいくつかありますが有名なところで言えば、

①この神社がある山全体が金比羅山(こんぴらさん)と呼ばれている

②伊勢神宮が親しみを込めて「お伊勢さん」と呼ばれるように、金刀比羅宮も「こんぴらさん」と呼ばれている

の二つです。

 

市川海老蔵さんや香川照之さんが市川中車として出演された、こんぴら歌舞伎「旧金毘羅大芝居」(金丸座)が開催されている場所でもあります。

 

スポンサーリンク

神社本庁と過去に起きた事件

神社本庁とは

神社本庁とは、1946年に設立された神道系の宗教法人のことです。日本に約8万社ある神社のうち7万9千社以上が加盟している巨大宗教法人になっています。

全国の神社の総括や氏子などの育成、関連団体との連携などといった、全国にある神社の中心ともいえる役割を果たしています。

神社本庁のトラブル

神社本庁をめぐるトラブルは過去にいくつかあり、大きく報道されたものもあります。

当時も大変な問題となっていましたが、改めて説明します。

2017年6月 不動産問題

2015年に神社本庁が神奈川県川崎市内にある職員宿舎を競争入札等をかけずに約1億8000万円の格安で売却し、不動産転がしにより最終的に3億円超の値段となりました。このお金は全国の神社や氏子から集めた浄財のため、かなりの批判がありました。

この件はさらに、神社本庁上層部の関与疑惑、売却した会社への癒着を指摘されました。この件を告発した人たちは懲戒処分を受けています。

 

2017年12月 女性宮司惨殺事件

東京の富岡八幡宮で、女性宮司が弟の元宮司に日本刀で惨殺される事件がありました。この事件は逆恨みが犯行原因となっていますが、殺害された女性宮司の就任について、宮司任命権で神社本庁との間でのトラブルがありました。

神社本庁は7年近く女性宮司を正式な宮司と認めなかったため、2017年9月に富岡八幡宮は神社本庁を脱退し女性宮司は正式な宮司となりました。

宮司に任命しなかった理由を神社本庁は弟の元宮司の件など“自分の頭の上のハエを払ってから”と説明しています。

実際は神社本庁が神社に女性の宮司はふさわしくない・神職には男性が就くものということで女性宮司をよく思っていなかったとの噂がでていたそうです。

 

スポンサーリンク

神社本庁の傘下からの離脱理由について

今回のニュースでは、こんぴらさんが全国8万社の神社を包括する宗教法人である神社本庁から離脱したとのことでした。色々と手続きがあるので、早ければ今年の秋ごろにも離脱が認められます。

離脱した理由としては、

神社本庁の不動産売買を巡る神社界上層部と業者の癒着疑惑を始め、神社本庁で相次いで発覚する不祥事への嫌悪感がある(関連記事:神社本庁で不可解な不動産取引、刑事告訴も飛び出す大騒動勃発)。

さらに、昨年の天皇陛下の即位に伴う大嘗祭当日祭にお供えする臨時の神社本庁幣帛(へいはく)料が、金刀比羅宮に届けられなかったことがダメ押しになったという。金刀比羅宮は「決して許されない無礼な行いであり、天皇陛下に対して不敬極まりない行為である」と憤りを隠さない。

引用元:Yahooニュース

となっています。

 

これだけ見ると難しいですが、簡単にまとめると

・近年の神社本庁をめぐるトラブル

・天皇陛下の即位の際の幣帛(へいはく)料が届けられなかった

(幣帛とは祭祀において神に奉献する供物の総称です。この場合、天皇陛下の即位の際に奉献するためのお金が届かなかったということです。天皇陛下のご先祖さまは神様といわれているので、幣帛料を奉献できなかったと考えるとめちゃくちゃ失礼ですよね。)

全国に600社ある金刀比羅神社の総本山が天皇陛下への幣帛料が届けられなかったと考えると、金刀比羅宮の憤りは無理もないです。諸々の問題が重なり、神社本庁への信頼関係が失われて、離脱に向けて動いたといった理由ですかね。

 

今年に入って、いくつかの神社が神社本庁の疑惑への決議書や新型コロナへの危機管理対応を非難した緊急提案書を提出したことも分かっています。

スポンサーリンク

まとめ

本来、神聖なはずである神社で差別や金銭トラブルがあるのは悲しいものですね。

組織とは影響力が強くなると上層部は腐敗してくるものなのでしょうか…。ここまでくると今回の金刀比羅宮の判断は間違ったものでは無いと思えてきます。

他の有名な神社もこれに続いて離脱を始めれば、さらに大きな問題になっていきそうですね。そうなる前に適切な対応をしてもらいたいものです。

タイトルとURLをコピーしました