2020年の7月から始まったレジ袋の有料化にともなってエコバックを持ち歩いている人も多くなってきましたね。
一方で店員とのやりとりが面倒くさくなった、お店に立ち寄るのが減ったなどといったマイナスな声もあります。
そんな中、レジ袋だけでなく紙袋まで有料化している店舗も増えてきて世間からは批判の声が相次いでいるようです。
たしかにレジ袋による海洋プラスチック問題の解決のための有料化だったはずなのに紙袋有料化はおかしいですよね。
そもそも紙袋有料化の理由はただの便乗で違反なのではないでしょうか。
そのあたりがどうなのか調べてみます。
紙袋有料化はおかしい!との声が殺到
冒頭でもお伝えしましたが7月から始まっていたレジ袋の有料化については、世界中で問題となっているレジ袋による海洋プラスチックの影響を減らすためという認識の方がほとんどですよね。
レジ袋の有料化についてはいまだに賛否両論ありますが、「紙袋有料化」というプラスチックとは全く関係ない紙袋まで有料化するのはおかしい!便乗するな!とネットでは多くの声がありました。
エコバッグを持って買い物にいくスーパーやコンビニなどはまだしも、ケーキ屋さんや百貨店での贈答品など基本的に紙袋だと思っていたお店でも紙袋有料化になっているところもあるようです。
洋服屋に多い。
イオンの専門店はみんなそう。
前から紙袋なのに、明らかに便乗。イオンの専門店は、イオンに報告する義務があるらしい。
本部が便乗を指示してる構図かな。— ドラネコ (@JIYUUJI74547164) November 15, 2020
明らかに便乗。こういう便乗をやると、元々の目的であるプラごみ削減まで白い目で見られて逆効果。なんて事は企業側は考えないか。地球環境より自社の利益。そりゃ当たり前。
— 777pkt (@777pkt1) November 15, 2020
紙袋有料化の理由は
このように多くの方が声をあげている紙袋有料化ですが、レジ袋とともに紙袋まで有料化になってきている理由はいったいなぜなのでしょうか。
そもそも有料化の対象となっているレジ袋については、持ち手のついたプラスチック製買物袋です。
紙袋はその対象に含まれていませんが、紙袋有料になっっている明確な理由は決まっていません。紙袋についてはお店側が値段を決めているに過ぎないようです。
レジ袋にの有料化にともなって便乗で紙袋も有料化したのではと疑いますよね。
当たり前に紙袋の有料化を受け入れてたけど義務化はプラスティック製のみだったか、そうか。
— 江藤高志 (@etotakashi) November 15, 2020
百貨店などは紙袋有料化についての理由としてこのように発表しているようです。
百貨店では食料品以外では紙袋を使う場面が多く、無料の紙袋があるなら紙袋で、となってしまう可能性があった。
紙も資源ですし、ビニール袋を紙袋に切り替えればそれで良い、という訳ではありません。紙袋も有料にすることで、マイバッグを使おうというお客様の気持ちを後押ししたいと考えました。
たしかにマイバッグを使う人は増えるかもしれませんが、同時にお店に通わなくなる人も一定数いるのではないでしょうか。
まぁ、そういった理由を聞いても経費削減とただの便乗なのではという疑問が一番大きいですが(笑)
ふらっと寄って気に入ったものがあったから買うということは少なくなりそうですよね。
お店側としてはそういった理由があって紙袋有料化に取り組んでいるようです。
紙袋有料化は違法なの?
それでは今回のような紙袋有料化は違法なのでしょうか。
経済産業省が有料化の対象としている買い物袋は「購入した商品を持ち運ぶために用いる、持ち手のついたプラスチック製買物袋」です。
プラスチック製であっても持ち手がないものは対象外となっています。もちろん紙袋も対象外ですね。
【お知らせ】8月1日から、店内で使用していた紙袋等についても有料となります。種類と料金については画像を参照ください。#tokyu_dept pic.twitter.com/rd0e2RhYD9
— 東急百貨店 本店 (@TOKYU_DEPT_ht) July 23, 2020
紙袋有料化が違法なのかどうなのか、という答えに関しては「違法ではない」ということです。
そもそも今までレジ袋が無料だった理由としては、購入単価がかなり安いということからです。
厚みや大きさなどによっても変わってきますが、業務用のレジ袋であれば1枚あたり1円~2円程度です。
わざわざ1~2円のためにレジ袋を有料にしてお客さんの購入機会が減る可能性があるぐらいなら無料で商品を購入してもらおうという考えでした。
なので、今までは無料だっただけなんですね。お弁当を買ったときに割りばしなんかが無料なのも似たような理由ですね。
紙製ショッピングバッグの無料配布を継続します
無印良品では、以前より、一度使っただけで廃棄されることの多いプラスチック製ショッピングバッグの配布を、順次廃止してきました。
代わりに、紙製のショッピングバッグを、今後も引き続き無料でお渡しします。https://t.co/54SmlbWaHC— 無印良品 (@muji_net) July 8, 2020
そういった理由から紙袋を有料化しても違法でなく特に問題ないということです。
購入者側からすると今までサービスで無料にしてました~と言われても納得できないですけどね。
紙袋は有料でもいいからいちいちやりとりせず商品価格に直接反映してくれ!という意見が多いようでした。
まとめ
お店によってレジ袋の値段が違ったり、お金を払っていない商品をエコバッグに入れたりと、レジ袋の有料化については未だ様々な問題が山積みですね。
レジ袋の有料化によってどのようなメリット・デメリットがあったか詳しい調査結果が知りたいところです。
もしかしたら廃止の可能背もあるかもしれませんね。